診察……それとも本の宣伝⁉
我が輩は、持病である糖尿病治療の為、定期的に病院通いしている。
治療は、血液と尿検査の後問診を受け、投薬の処方箋を受けて終り。。。
今日の、診察室での担当医師との会話が面白かったので披露する。
診察室の番号表示718番で、順番が来たので診察室に入る。
「お願いします」
「体重計に乗ってください」
「はい……」
「血圧を測ります」
「……」
「……よろしいですね」
先生が聴診器を、耳にあてたので、シャツをまくり上げ、胸と背中から心音を……
「血液検査の結果も、前回の状態を維持しており、問題はありません……」
血液検査情報の資料に基づいての説明。
次の診察予約票をプリントアウト……などなど。
ここまでは、いつものことで、淡々と進む。
担当医師には、前回の診察で、東京へ行っていいかどうかの相談をしていたもの……
「ところで、西村さん、映画の撮影行ってきた?」
「えぇ、ちょうどコロナが下火になったときに行ってきました。映画の撮影は全部終わりました。」
「映画は、いつ公開されるんですか?」
「監督の話では、今月完成予定で、完成後は、映画のコンクールに出品して、その後劇場公開を交渉するとの話でした……」
「映画が公開されたら……やばいんでは…….?」
どうも先生は、我が輩の電子書籍「千穂ちゃんごめん!」を読んでいるようだ……?
「何が……」
「ドキュメンタリで、立場的に……?」
「いやー別に……映画のストーリは監督が考えたもので、東京から来た女子大生が、偶然に私と知り合って迷宮入り殺人事件の犯人を捜すとの内容で、そのものズバリではないですから……」
「女子大生役の女優さんは、なんて名前?」
「加藤才紀子と言います」
「なんか聞いたような名前やね?」
「亡くなった大林宜彦監督の、最後の作品『キネマの玉手箱』という映画に出ている女優です」
我が輩が所持するタブレットで、映画撮影終了時の集合写真を見せる……
「あぁーこの人、西村さんも俳優みたいですね……」
「映画撮影と、同時進行で、エッセーを書いて、Amazonkindleで電子書籍として公開したので、よろしかったら読んでみてください。『西村虎男』で検索すれば出ます」
「読んでみるわ……」
「ありがとうございました、失礼します。」
診察室を出る。。。
今日の病院での、医師と患者の会話です……(笑)