Jonesと言われた男

家庭菜園を主に呟きますが、時には脱線するかも……

ほくそ笑む犯人……近くにいるはず‼

 今日は、畑日和。。。

 

新聞を開いたら、次の記事が飛びこんで来た。

畑へ行くのを諦め、思いを綴ることに……

 

「逮捕まで気持ち晴れない」加賀コンビニ強殺きょう10年……

そういえば、石川県には、時効撤廃後の未解決殺人事件が2件ある。。。

 

〇 金沢久安アパート殺人事件

  2008年(平成20年)6月27日(金)発生 

    被害者 会社員 橋本清勝(当22歳)

 

〇 ローソン加賀桑原町店における強盗殺人事件

  2010年(平成22年)11月3日(水)午前3時ころ発生 

    被害者 店長 山崎外茂治(当68歳)

 

この2件の内の1件の事件だ。。。

 

石川県警察ホームページに添付の写真

http://www2.police.pref.ishikawa.lg.jp/security/upload/roson.png

 

未解決事件の捜査について、

我が輩が思っていることを記してみたい。。。

 

 

第1 未解決事件に対する刑事警察の問題点

 

  事件は、どれ一つとして同じものはなく、

  捜査本部の内情を知らない為、具体的なことについては言えないが、

  実際に事件は解決されておらず、一般的な問題点を考えてみる。

 

1 捜査指揮に一番の問題があるのでは?

 

 ・捜査本部事件は、

  捜査指揮の善し悪しが事件解決を左右すると言っても過言でなく、

  実際に解決されていないということは、

  捜査指揮そのものに問題があると思える。。。

 

 ・捜査は「推理」「検証」の繰り返しで犯人にたどりつくもの。

  捜査指揮を執る捜査幹部に、

 「的確な推理が出来ていないか……?」(推理には正確な情報が前提)

 「検証が間違っているか……?」(確実な詰め)

  の、どちらかが欠けていると思われる。

 

  例えて言うと「1+1はと聞かれ、バカか2に決まっている」

  としか言えない幹部が捜査指揮を執っている。。。

  「1+1は2の他に3か4もありうる」と言える捜査幹部がいない。

  

  要は、1と言っても、

  小数点が四捨五入されているかも知れないと気づかない……バカ。。。

 

 「推理・検証」と一口に言うけれど、簡単なことではない。

 ・推理に必要なのは、知識・経験は勿論、柔軟な思考回路をもっているかどうか。

 ・検証に必要なことは、真実を見極める眼力をもっているかどうか。      

  これらは、一朝一夕にできるものではなく、その人の生き方にもよる。

  その人間がどのような生き方をしてきたか……

 

2 捜査員の気概(刑事根性)にも問題があるのでは?

 

 ・捜査本部の捜査指揮が間違っていても、

  時として、ヒーローとなる捜査員が事件解決に導く場合がある。。。

 

 

第2 どうすればいいか? (今後の捜査陣に期待すること)

 

1 犯人を捜すための捜査は

 「推理・検証」の作業を繰り返すことによって、犯人にたどり着くもの。 

 

  事件には、どれ一つと言って同じ事件はなく、

  千差万別であるが、どのような事件であっても、

 「犯人の意思・思いが強く表れている客観的な状態」が、必ずある。

 

  主観を省いた客観的事実だけを基に、推理をし検証をして、

  出た結果を基にさらに推理検証を繰り返し、

  地道に絡まった糸をほぐすように解明して行くことによって、

  踏み固めてしまった容疑者を浮上させる。。。

 

2 久安の殺人事件について

  犯人の意思が確実に表れている点は何か?

 ・被害者の携帯電話を持ち去っている。

 ・犯人が被害者の居室まで出向いている。

 ・凶器が現場台所のフライパン使用……など。

  

  これらから考えられることについて、

 ・携帯電話については、

  電話本体のみに記録された、

  登録電話番号、通話履歴、メール履歴などが知れるのを恐れた。

 ・犯人が被害者方へ出向いている点については、

  日常の行動パターンの一つであり、被害者には警戒心がない。

  犯人は、被害者に会って話をしなければならないことがあった。

  逆に、被害者が犯人に話をしなければならないことがあった。

 ・犯人は凶器など準備しておらず、その場にあった物を使っている。

  その場の成り行きでの犯行……

  など、

 

  現場の状況などから考えられること(推理)に、

  全ての捜査項目を立て、確実に潰していく(検証)。

  検証の結果を基に、更なる推理・検証を繰り返す。。。

 

 ・久安事件については、

  どのような捜査状況になっているかわからないが、

 「面識犯」に間違いない事件であるにもかかわらず、

  今まで検挙できないのは、

  これまでの捜査でミスっているところがあるから。

  犯人の名前は、これまでの捜査報告書のどこかに、

  何らかの名目で書かれているはず。  

 

  容疑者として吟味をしていないか、

  不確実なアリバイを、アリバイ有りと書かれている可能性あり。

  (当然、捜査幹部に、ミスをミスと認める度量が必要)

  

  捜査の見直し作業をする者は、誰でもいいというわけでなく、

  報告書の行間が読める者でなければならない。

 

 3 コンビニの強殺事件について

  犯人の意思が表れている点は何か?

  (公にされている項目だけでの判断で、他にも判断材料はあるはず)

 

 ・防犯カメラを意識して、女性用カツラ、マスク、カッパのフード、

 「防犯カメラの映像では、帽子かヘルメットをかぶっているように見える」

  など、2重3重に顔を隠している。

 ・女性用カツラを変装に使う発想……

 ・盗難車を犯行場所までの足と逃走手段に……

  且つその車で、車を盗んだ付近まで帰っている。

  (この事件推理する上での最大のポイント)

 

  これらのことから考えられること

  

 ・犯人にとって面が割れることが命取り。

  (流しよりも地玉の可能性大……)

 ・犯行場所(車を盗んだ場所、犯行を犯したコンビニ)に強い土地鑑がある。

 ・犯行後、盗難車を盗んだ付近まで持って行っていることについては、

  単純に考えれば、その場所まで自分の車かバイクで行ったか、

  その付近に居住場所がある。

  (犯人に、その場所まで車で行く必要な事情があった……)

 ・変装に女性用カツラを使ったとすれば、

  犯人の趣味、又は、カツラを入手出来る環境にいた。

 ・逃走途中に女性用カツラを捨てたのが間違いないとすれば、

  カツラを持って帰らなくても不思議に思う者がいないか? 

  カツラを持って帰れば、いらぬ疑いを持つ者がいる環境……

 

 4 事件解決のために捜査陣にお願いしたいこと

  

 ・DNAなど科学技術は、両刃の剣であることを認識すべき。

  

 ・容疑適格者が浮上していても、

  鑑定ミス・手続きミス・捜査ミスなどで、

  適格者からふるい落としていないかの確認作業をすべき。。。

  時として、前任者からの引き継ぎが盲点になる場合が在る。

  

 ・久安事件では、初期の捜査ミスを認めた上で、

  これまでの捜査結果全てを見直す。。。

   

 ・コンビニ強殺事件では、現実にあるもの見えるもので適格な推理を立て、

  捜査すべき地域・対象を選定して容疑者を浮上させる地道な捜査。。。

  一般人からの情報に頼る待ちの捜査でなく、

  自ら考えて情報をとる捜査の展開すべき。

  容疑者を浮上させることが出来れば、容疑者と犯行の結び付けは容易い。。。

 

  以上、思いつくまま綴ったが、捜査陣の奮闘を期待して……

 

  。。。一日も早い事件の解決を願う。。。